現代社会と病気

サナダムシ博士(寄生虫博士)で有名な、藤田紘一郎先生の講演を聴く機会を得ました。
藤田先生は大変ユーモアのある方で、講演は噺家の方々の上を行くのではないかなと思うほどでした。
先生はサナダ虫を自らのおなかの中に飼っていらっしゃるのは有名です。
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僕がサナダムシを知ったのは、中学校の時に友人に勧められて読んだ、筒井康隆氏の短編小説で、モデルの女性が撮影のためにライトをたくさん当てられ、それで、サナダムシが暑がって?!お知りから出てきたというないようだったと思います。
何メートルもあるサナダムシがおなかにいると言うだけで寒気がしそうですが、藤田先生は飼っていらっしゃるのです。
ちなみに今おなかの中にいるのは「キヨミちゃん」という名前だそうです。
昔なかったアレルギー疾患が今、現代病になっていることについて、寄生虫がアレルギーを抑える理由や、免疫と癌やアレルギーとの関係、結核などの感染症と花粉症の関係、若者と「キレイ社会」での異常行動の関係など大変有意義な内容でした。
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藤田先生の講演は、他の人がやらないことをやる、常識とされていることにも疑いを持つ、幼少期の体験や記憶の重要性を教えて下さる内容でした。

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