NPO法人生涯健康ネットワークの認定医になりました。

NPO法人生涯健康ネットワークと言ってもなんに事かわからないと思います。
私が所属・認定医を頂いております、「日本全身咬合学会」の副会長であり,その前身の「日本全身咬合研究会」を創立した,尾澤文貞先生が2007年に設立した団体です。
そこに私も会員として所属させて頂いておりましたが、この度この学会の「認定医」となることが出来ました。
健康に関するエキスパートの先生が多いので身が引き締まる思いですが、当方、歯科医師ですので歯科からの前身の健康という路線から、末席ながら頑張っていきたいと考えておりますのでよろしくお願い致します。
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以下に設立趣意書を転載させて頂きます。
ホームページはhttp://www.shogai-kenko.net/index.htmlです。
近年の医学の進歩には目覚しいものがありますが、依然として脳障害も多く、悪性の腫瘍も増加の一歩を辿り、癌による死亡者が2人に1人になろうとしています。慢性病になる前の未病期には必ず不定愁訴が出現しています。この時検査をしても原因を特定することはできません。その疾患に対して多くの専門医は「異常なし」他医では「原因不明」,そして、「老化,加齢による」と指摘され、自律神経失調症などの不定愁訴と診断され、ただ対症療法をするに過ぎないのです。その内に病状は隠匿化され、癌,脳障害,心筋梗塞などの慢性病に変化していきます。国民が生涯健康であるために医師・歯科医師はこのような現代医療を黙って見逃すわけにはいきません。
このような医療の現状から、改めて咬合関連の立場からも歯の噛み合わせの異常による全身への影響を探求し、総合的に診る目を養う必要があります。未病期にできるだけ咬合と食生活を改善し、鍼灸,整体,運動療法などによって、自然治癒力を活性化し、生活習慣病、慢性病及び脳障害の予防が可能であると考えます。この間に不必要な検査を受け,飲まなくてもよい薬を飲み、その副作用の害に苦しむ実態はある意味では医原病であり、医療費の無駄遣いであり非常に腹立たしい思いがあります。
私たちは国民に対して、歯の噛み合わせ異常が健康に大いに関与しているという啓蒙活動を行い、医療関係者を中心とした会員一人ひとりが無料セミナーを通じて、積極的に国民にアピールしていきます。そして、歯の噛み合せについて、コンピュータネットワークを用いて患者自らできる診断法を提示し、また一般からの相談を受けたり、質疑応答を重ね、理解を深めていきたいと思います。前述のような不必要な検査の抑制を図り、原因も分からずに行っている対症療法や薬漬けする医療を見直すと共に、国民の健康のための大きな足がかりになるように推進していきます。
また医師,歯科医師,民間療法師のコミュニケーションの活性化を図り、相互にネットを通じて情報交換を行うことにより、より高いレベルの治療を行うことができると考えています。特に老人ホーム,リハビリセンター,病院等の慢性病患者の口腔診査などの研究事業は、任意団体より非営利で社会的認知性の高いNPO法人の方が、学会より制約が少なくより効果的であると言えます。
私たちは誰でも参加できるNPO法人を設立運営し、増え続ける生活習慣病や慢性病の予防に寄与したいと思います。

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