歯周病（あなたは大丈夫ですか？）
歯肉炎や歯周病のチェックは歯周ポケットと呼ばれる、歯と歯ぐきのあいだの溝の深さの測定やX線検査などを行います。
正常な場合、歯周ポケットの深さはは上のイラストの様に2mmまでです。
下のイラストは6mmです。
この深さが4mmを越えると歯周病です。
間の3mmは歯肉炎です。
原因はプラーク（歯垢）やそれが石灰化した歯石です。
正常な歯ぐきはきれいなピンク色で引き締まり、歯と歯の間のそれはシャープに三角です。
ポケット周囲が磨けてなく、細菌の塊であるプラークがたまると歯ぐきが腫れてブヨブヨしてきます。
これが歯肉炎です。
ここから放置すると歯の周囲の骨が溶け始めます。
歯周病の始まりです。
歯ぐきは測定するだけで出血します。
ここまで進行すると歯が動揺し始めます。
歯ぐきはブヨブヨです。
歯肉炎と歯周炎の違いは、前者は歯ぐきは腫れているが、周囲の骨は溶けておりません。
歯周炎は骨にまで炎症が及んでしまっています。
ここまで進行してしまいますと抜歯になる可能性は高いです。
予防・治療はハブラシによる歯磨きとデンタルフロス歯間ブラシなどによる適切な清掃です。
治療には歯科医師や歯科衛生士による歯石取りや汚染された根の表面の滑沢化などを上のに書いた清掃と共に行っていきます。
歯科医院内ではこのような振動する器具で歯石取りをしたりします。
重要なのは歯と歯ぐきの間の溝、歯と歯の間の部分が充分に磨けて清掃できているかなのです。
もう一度みてみましょう。
イラストの歯の左は正常、右は歯周病です。
あなたは大丈夫ですか？
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