歯肉炎・歯周病治療

何という美しい歯ぐきでしょう。

健康そのものという感じです。
歯肉炎や歯周病とは無縁の方の歯肉です。歯も美しいですね。

歯肉炎から歯周病初期の歯肉の写真です。

歯と歯の間の歯肉が少しふくらんで腫れているのと、出血しているのがわかると思います。
来院される方のほとんどの方が、このような状態で、上二枚のような健康な歯ぐきの方は逆に一握りです。
今すぐに、鏡で御自分の歯ぐきを観察して比べてみてください。

この歯肉は同様にから歯周病初期で、さらに、タバコによる歯肉の着色が認められます。
喫煙は吸わない方より歯肉の炎症を悪化させ、治りにくいのです。
出来れば吸わない方が望ましいと思います

この歯ぐきは、歯周病の中等度から重症のものです。

歯垢も歯石もかなり付着して、歯肉も腫れ、一見して不潔な感じがします。
歯の裏には歯石がびっしりです。
もうすでに抜歯しないといけないかもしれません。
歯周病は歯周病菌によって、歯の周囲の骨が溶けていく病気なのです。

以上、1.正常、2.歯肉炎・歯周病初期、3.歯周病中期から後期の写真をみていただきました。
歯周病の人は糖尿病や肺炎、心臓病、脳卒中、早産などにかかる割合が、かかっていない人に比べて何倍にもなるという研究結果が数々発表されています。

先にも書きましたように、正常な歯肉の方はほんの一握りというのが、毎日患者さんと接している自分が感じる事実なのです。

治療は　1.歯石の除去や歯の表面の清掃・研磨（PMTC）、2.歯科衛生士によるブラッシング指導、3.患者さんご自身による毎日の口腔ケア（ブラッシング）が三本柱です。

動揺のある歯の固定や不良な冠を除去して仮歯にするなど、他にもすることはあります。
代替医療のページで紹介している様なことも有用だと考えています。

どうか、御自分の歯ぐきを大切にしてください。
早い時期の治療開始があなたの人生を左右すると言っても寡言ではないと思います。
あなたの歯ぐきは上の写真のどれに近いですか？

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