丸山ワクチン

丸山ワクチンという名前も最近余り耳にしなくなり私自身すっかり忘れていました。
先日、このサイトをみたのですが、なるほど、丸山ワクチンがどういうものかがよくわかりました。
いろいろ考えさせられます。

この大前先生はこのようなサイトでも紹介されていまして、そこのリンクで丸山ワクチンのページを知りました。
ノリトレン、「体のうつ病」花粉症・喘息にも効くとなると歯科の分野でも応用できそうで、非常に興味があります。

苦しむ患者のため、一般常識を越えたところで色々と研究しているこのような先生に私は非常に興味があります。

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

ソケットリフト2

上あごの臼歯部に人工歯根であるインプラント埋入するときに、問題になりやすいのが、骨の幅はあるけれど骨の厚みがないことです。
厚みが薄い理由は、骨(歯槽骨・しそうこつ)の上方にある、上顎洞(副鼻腔)がずっと下がっているタイプの型と言う事になります。

インプラントはネジ状のものですから、厚みがないと固定できないわけです。
今回ご紹介するのは、右側の上あごの大臼歯部です。
soketto1
骨の厚みが2〜5ミリと言ったところです。
soketto0
上の部位を輪切りにしたCT断層写真です。
このように骨の厚みが、インプラントの長さより足りないのがおわかりいただけると思います。
(この画像の時点では、上顎洞内に炎症も認められます。)
今回は、上顎洞の粘膜(卵の殻の薄皮くらいの薄く弱い膜です。)をインプラントを植える穴から、骨補填材と呼ばれる骨を誘導してつくる材料を入れて、それで押し上げる方法、ソケットリフト法を使いました。
短所は膜が薄いので穴が空きやすいことです。
その場合はしばらく期間をおいて膜の回復を待って、再びオペを行います。
長所は侵襲が少なく、費用も少なく出来ることです。
soketto2
これは骨補填材でその膜を持ち上げたところのX線画像です。
穴は空かないで、理想的に山状に粘膜が持ち上げられているのが確認出来ます。
soketto4
確認が出来ましたので、インプラントを所定の位置まで埋入しました。
これで、補填材が骨に置き換わるまで5〜6ヵ月ほど待ちます。
CIMG6211
埋入終了後の写真です。
今回は粘膜の剥離も無しでこのように、ちょっと血がにじむ程度です。
帰宅後、今までの義歯を入れて普通に食事をすることも可能ですし、腫れたりすることもほとんどありません。

ソケットリフト法が適用出来ない場合などは、サイナスリフト法という方法を用いますが、ソケットリフト法よりもかなり大がかりで費用もかかってしまいます。

費用とかだけではなく、色々な条件、環境を加味して考えなければなりません。
そこが医療のむずかしいところでもあるのかなと勝手に考えております。

詳しくはご相談ください。

カテゴリー: ソケットリフト, 症例・治療例など | コメントをどうぞ

CAD/CAM冠(キャドカム)について

歯科で被せる歯と言えば、以前から金属冠が主流で前歯は金属に白い部分を貼り付けたりまたは白いプラスティックやセラミックを焼いてつくっておりました。
要するに、歯科技工士さんの手作業の部分が全てでした。

技術革新とは凄いもので、ここのところCAD/CAM冠というものがかなり使われるようになってきました。
簡単に言いますと、歯の土台の形をコンピューターで読み込んで、コンピューター上で歯の形を設計して歯の素材のブロックをコンピューター制御の切削機械で削って歯(冠)を作るという方法です。

1本の単独の冠から、全顎14本のブリッジも可能です。
2014年4月から4.5番の小臼歯の単独冠で樹脂製のブロックについては保険導入もされています。
(連続冠や取り外しの義歯のバネが架かる部位については認められていません。)

適合などは非常に良いもので、驚くべきところをもちあわせ持ち合わせています。

保険外では樹脂製のブロックも使えますし、セラミック製のブロックも使えます。
セラミックの場合は下の写真の様に大きなブロック(ジルコニアというセラミック)から削り出して、それに色をつけて焼成します。
臼歯の場合はそれでいいのですが、より審美性を求める場合や前歯の場合は、これも下の写真にありますが、まずブロックから骨格を削り出します。
それに、歯の色調を彩色だけではなく、透明感のあるセラミックを技工士さんが熟練の作業で盛りつけて焼成して完成します。
金属を使わないので素晴らしく美しいです。
それぞれの歯(冠)の詳細は以前に書き込んでおりますのでここをクリックしてください。

いずれにせよ、CAD/CAMの技術は歯科界にも革命を起こしていると思います。

IMG_1537 IMG_1536(上の2枚が保険適用の上顎4番の歯を削りだしたところです。)FullSizeRender-1
これは保険外のセラミックのブロックです。
左下も白いものが骨格を削り出したもので、その右がセラミックを盛りつけた完成形です。
骨格の上の4本の奥歯は削りだして彩色して焼成したものです。FullSizeRender
これは上のブロックの箱です。

カテゴリー: 症例・治療例など, 診療機器(歯科用CT)など | 3件のコメント

接着ブリッジ

残念ながら歯を抜歯せざるを得なくなった場合、その回復方法は
1.部分入れ歯(部分床義歯)
2.ブリッジ(固定性冠橋義歯)
3.口腔インプラント
の3つの選択肢から選ぶことになります。
それぞれ利点欠点がありますが、多くの場合は2.ブリッジが選択されることが多いと思います。
しかしながら、全然むし歯(う蝕)が無い歯を削るのは、我々歯科医師ももったいないなと思うことがあります。
更に今回ご紹介する症例ですが、下あごの前歯。
元々細い歯ですし、歯周病を治療したあとですと、ご覧のように歯が長くなってしまっており、歯の中の神経(歯髄・しずい)を取らなければならなくなることも多いのです。
歯の神経を取ってしまうと言うことは、歯の寿命を短くすることでもあり、なおさら気になってしまいます。

このような時に条件は限られますが、「接着性ブリッジ」という方法をとることがあります。(保険適用)
名前の通り接着性の高い材料で、土台になる歯の裏側に貼り付けて歯を固定するブリッジです。
土台になる歯は、ほとんど削らないで接着性が上がるように表面処理をするだけで済みますので、先にお話ししたような短所部分を避けてブリッジにすることが出来るわけです。
もちろん、何事にも長所・短所があります。「接着性ブリッジ」には脱離しやすいという短所があります。
短所が長所を上回ると考えたときにはこの治療法を選択しています。
一番下の写真は抜歯前のものです。
(根の先の方まで歯周病で骨が無くなってしまっていたので、やむなく抜歯しました。)
歯周病の治療に真面目に取り組まれた方なので、現在の歯ぐきの状態は良好です。
左上2番の冠も入れ替えると、より美しくなると思います。
CIMG6084 CIMG6086 CIMG6088 CIMG6089 seccyaku1

カテゴリー: 症例・治療例など | コメントをどうぞ

歯科衛生士募集

只今、大町歯科加藤医院では、歯科衛生士を募集しております。
あなたも大町歯科で働いてみませんか?
歯周病の治療や歯科インプラントの治療など、スタッフ共々日々頑張っております。
詳細はメールと面談で行いたいと思います。
まずは以下からメールをいただけば幸いです。
よろしくお願いいたします。

大町歯科加藤医院へメール

 

カテゴリー: 歯科医院の事 | コメントをどうぞ