先日、表題の企画展に行ってきました。
タイトルは「大正・昭和の鳥瞰図と空から見た 昭和30年代の苫小牧」です。
過日、医師であり版画家でもあった浅野先生の企画展「浅野武彦の木版画の世界」を観てきましたが、これもとても素晴らしかったです。
版画をされているというのは知っていましたが、初めて作品に触れて、感銘を受けました。もっと以前に作品を観る機会があれば、、と思いました。
浅野先生のお嬢さんは、弥生中時代、一期上にいたのを覚えています。
その浅野先生の企画展の時に次回の企画展として紹介されていたのが、今回の企画展だったのです。
王子の煙突が、小さいの3本で、まだ赤と白に塗り分けた今はもう無い煙突が建設前、左下には西小学校が見えます。
市内のいろいろな場所の航空写真が何枚も展示されていて、食い入るように見てしまいました。
大町歯科加藤医院(加藤歯科診療所・当時) も何枚かの航空写真に写っており、近所の懐かしい建物も眼前に現れ、少々興奮気味に観る事ができました。
例えば、光洋中学校と中央高校(当時は女子高等学校?)や啓北中学校が写っている写真は学校以外はほとんど野っ原という感じで、これまた感慨深い物がありました。
市内の各地区の写真がありましたので、苫小牧で長く暮らしている方々には必見の企画展です。
写真は、志方写真館(志方カメラ)さんが写した物で、そのカメラの展示もありました。
志方さんは閉店してしまいましたが、苫小牧のこれらの写真を残してくれた功績は偉大な物がありますね。
現在の所有は、苫小牧美術博物館、苫小牧市立中央図書館、苫小牧市となっていましたので、是非写真集にして、市民に販売して欲しいものです。
順序が逆になってしまいましたが、鳥瞰図も素晴らしかった。保存状態も抜群でした。
道内はなんと、22の市・町と観光地のものが展示されていました。
あとは、全国各地のものもあり、デフォルメされた鳥瞰図は少々のユーモア感と圧倒的迫力と精緻さで、見るものを引きつける名作の数々。
鳥瞰図作家という方々もいるのですね。ある種、浮世絵の世界に似ています。
実は、昨年秋に、豊平峡ダムに生まれてはじめて行きましたが、定山渓の観光案内所に定山渓温泉の鳥瞰図が掲示されていて見入ったばかりでした。
これは、定山渓と札幌から定山渓までの定山渓鉄道の鳥瞰図(定山渓観光案内所)です。
苫小牧美術博物館・企画展「大正・昭和の鳥瞰図と空から見た 昭和30年代の苫小牧」
2/8〜3/29まで開催されています。
千歳、小樽、旭川、函館、深川、稚内、釧路、網走、日高、洞爺湖、室蘭、湯の川・大沼公園、大雪山・阿寒・帯広、北見、登別・洞爺、天皇陛下皇后陛下行幸記念・北海道の車窓展望などの鳥瞰図もありますので、道内各地の方にもおすすめです。