私が所属しております、(一社)苫小牧歯科医師会は今年創立70周年を迎えました。
10/13(土)に記念事業として、慰霊祭・講演会(公開講座)・記念式典・祝賀会が行われる予定です。
このパンフレットの講演会(公開講座)は主に歯科関係者・医科関係者の方々が対象となる内容ですが、公開講座ですので一般の方にもお聞きいただけます。
表題は一般的な表現で言いますと、「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の方に投与されるビスフォスフォネート薬剤を投与されている方に起きることがあるあご骨の壊死」というところになります。
お口の中の外科処置のみならず、合わない入れ歯で粘膜に傷がついたところからや、歯周病の治療などでも発症することがあります。
最近では耳鼻科領域の骨に発症したという報告もなされています。
難治性な事から、歯科の臨床において、この薬剤を投与されている方が増加していることで色々と困惑する場面も増えてきています。
講師の別所先生は私の母校、東日本学園大学(現・北海道医療大学)歯学部を1期生として卒業され、2005年に医学部の名門・京都大学の医学部の口腔外科分野の教授になられた方です。
数年前、口腔インプラント学会の専門医教育講座という場で、この別所先生の講演を聞いたことがあります。内容は同じく骨吸収抑制剤投与患者に発症する顎骨壊死の内容でした。
一緒の会場で聞いていた苫小牧市内の先生と終了後に顔を合わせましたが、お互い、「凄すぎですね」という共通した感想を口にしました。
それまで同薬剤について聞いてきた話や専門書などよりも一歩掘り下げた研究・考察に接することが出来、さすがに京大医学部教授になられた方だと、心底感じたのでした。
実はその数年前、平成21年に大学同窓会の懇親会場で偶然別所先生の隣の席になってお話しする機会がありました。(写真は良い記念になり大事にしています。)
多くの方々に当公開講座を聴いていただければ幸いです。
ご来場、お待ちしております。
ちなみに、今年は大町歯科は祖父が追分から苫小牧に移転開業して90周年の記念の年でもあります。
まずは100年を目指して日々真面目に診療しようと思っておりますので、よろしくお願いいたします。