あなたは不幸にしてご自分の歯を失ってしまったらどうしますか?
通常であれば、左右の歯を削ってブリッジにするか、もしくは取り外しの入れ歯を入れます。
もしそれらが嫌な場合は、インプラント(人工歯根)治療が選択肢となります。

左上は3番目の犬歯が破折により抜歯を余儀なくされました。通常この場合、1.2.4番の3本を土台としなければなりません。この方は1.2番に保険外の高い歯が入っていたので、インプラントを希望されました。
真中は歯が入ったあとの写真です。
左下も同様に3番を失ったあとのインプラントでの治療例です。下はそのX線写真です。


先天欠損の場合には特に有用な治療法と言えます。
この方は15歳の方ですが全くむし歯がありません。しかし、下あごの5番目の歯が先天的に欠損していました。左右を削るのは余りにももったいないわけです。
矯正歯科の先生と連携し、1歯分のスペースを確保していただき、そこにインプラントを埋入しました。

左上は6番目の歯を失った方です。
この場合は5番目の歯にむし歯や修復歴がないため、削るのは避けたいとの希望でインプラント治療としました。
しかし、その下のように奥歯が無い場合は、取り外しの入れ歯しか方法がなくなります。
そんな方には、下の二枚の写真のように治療する事によって、入れ歯からの完全解放が出来ます。
もちろん、歯の手入れが出来る方でないと失敗します、もしくは長持ちしませんが、それが出来る方なら、お勧めできる治療法です。左下が治療後です。

手術は痛くないか?腫れたりしないか?と言う質問をよくいただきますが、曲がって生えた親知らずの抜歯より、はるかに患者さんは痛みが出たり腫れたりすることなく楽だと思います。(今までで腫れた方はあまりおりません。)

一般的には歯肉を剥離(はくり)して手術を行いますが、大町歯科では1997年4月のインプラント治療導入当初より現在まで、無剥離症例でかなりの数を埋め込んでいます。手術侵襲が低く、腫れや痛みがほとんど出ません。患者さんにも手術する歯科医にも負担は少ないものとなります。麻酔や術後のレントゲン検査などを含めて1時間程度で終了しています。少し前ですと無剥離埋入はあまり見かけませんでしたが、ここのところ、学会での発表、講習会の案内などもあるようです。

私個人としては、無剥離インプラント手術は押さえておくポイントや注意することがありますが、それを守ること、そして、無剥離でやるべきでない症例にはきちんと剥離して行うという選択が出来るならば患者さんと歯科医師の双方の為になる方法と考えています。王貞治監督が胃の腹腔(内視)鏡全摘手術を受けられましたが、患者さん負担軽減ということで双方の類似点を感じています。

ただし、やるべきでないアゴの骨の状態の方や全身疾患をお持ちの方で程度によっては出来ないとお断りいたします
また、大学病院などに骨を増やす手術などを依頼し、結果的に患者様の満足が得られるように努力をしております。

左は剥離をした手術直後、右は無剥離手術の直後の写真です。

患者さんの全身状態、骨の状態(厚さや硬さ)、神経の解剖学的位置関係などによっては、インプラント治療は適応にならない方がいらっしゃいます。しかし、そうでない場合は、このように上が1本、下が6本しか残っていない患者さんでも、現在取り外しの入れ歯を入れることなく、快適な生活をおくっておられる方もいます。
この方は、元々長い間取り外しの入れ歯でしたが、インプラントを知って希望、来院されました。
上あごに7本、下あごに4本植え込みました。
上は一度に7本を植えましたが、一時間程度で終わりました。
今では入れ歯なしの快適な生活を送っておられます。(下顎の金属の歯は保険で白くする予定です。)
以上でご紹介した症例は全て当院での症例ですが、困難症例では大学病院またはインプラント専門の歯科医院への紹介体制も整っておりますので、ご相談下さい。
次からのページ(Implant2.3)に詳細と院長のインプラント治療に対する考え方、料金などを書き込んでありますので、インプラント治療をご希望の方はご覧下さい。