このページでは、EAV・ホメオパシー・漢方・TC小量投与療法、πウォーターなどを用いた代替療法についてお話ししたいと思います。

患者さんは歯を治したい、入れ歯を入れたい、腫れた、顎の関節が痛いなどいろいろな目的で、歯科を受診されるわけです。
通常の治療ですと通法の歯科治療でなんの問題もないのです。しかし、原因がはっきりしないもの、通常の抗生物質で反応が悪いもの等、歯科領域でも難治性の疾患だったり、全身的にアプローチしていかないといけない場合が見受けられます。そんなときに代替医療が今大きくクローズアップされてきています。私たち医療人の目的は「治す手助けをする」ということです。患者さんを治癒の方向に導いていくにはいろいろな方法を模索するべきと思います。

左上下の写真は、EAV機器(アキュプロ2)を使用して全身の体のバランスを測定しいるところです。EAVの説明はこのページの末尾をご覧下さい。

漢方薬は、口内炎、歯周病、なかなか治らない化膿性疾患、開口障害(顎関節症)、歯痛などに用いています。おう吐反射が強くて入れ歯を入れていられない方や、型を取れない方に有効な漢方薬もあります。
当院では10数種の漢方で対応しています。

TC(テトラサイクリン)小量投与療法も用いることがあります。新潟大学医学部名誉教授であられた故桂 重鴻先生、斎藤 信彦(三鷹市にて斎藤産婦人科・内科を開業)先生などによってご研究された療法です。テトラサイクリンという抗生物質を通常量の1/10ないし1/20の量をもちいることで、抗生物質の本来の作用機序とは違う効果が現れるというものです。
以下に私の劇的な使用経験を書きたいとおもいます。

私の劇的な使用経験
 この方は以前より時々通院されていた昭和02年生まれの男性。数年前より両側の歯肉(上顎臼歯部頬側)がただれたような状態になり(急性壊死性歯肉炎とは違うが、ポケットも正常でいわゆるPの状態ではなかった、しかし、歯肉・歯槽骨共に退縮し歯根近くまで根が露出している状態)大学病院2つに受診、1っカ所では粘膜移植術まで受けたのですが、全然改善がみられないままにだんだんと悪化してきてしまいました。と初診時に話されていたのです。これは体質改善しかないと思い、漢方薬を勧めたのですが、このころの自分は「証」の診断にはとうてい及ばないため、どこか漢方のいい先生を見つけて、、。と話したにとどまりました。
 それから、何回(時々冠のダツリなどで)か見えるたびにどんどん悪化していき、「もうこの頃は醤油ものなど味の濃いものは食べられない」と摂食障害にまで至っている状態でした。何とかしなくてはと思ったのですが自分の力量ではどうにもならなかったわけです。で、やはり漢方のことを薦めたのですが、近医には適当な方を知らず推薦できなかったし、この方は会社の重役の方でなかなか暇がなかったので、病院に行くのも大変な状態であったのです。

 その後しばらくしてこの「テトラサイクリン小量投与療法」を知り、前出 斎藤 信彦先生に貴重な資料やお手紙を多数いただく幸運に恵まれることとなったのです。そこで、この患者さんにこの療法に同意されるならご来院下さいと連絡(はがき)をしたところ来院されました。
 一日一回アクロマイシンVカプセル50mg(通常は250mgを一日4回・1000mgであるから1/20の量である)の投与を開始しました。
 一週間後に再診。本人曰く、「三日後から良くなってくるのがわかり醤油ものでも食べられるようになってきた。今日はもうほとんど何でも食べられる」と僕もここまでとはと信じられない劇的な効果を見せたのです。この一週間後の状態で7割方治癒していました。大学病院で粘膜移植しても全然だめで数年悩まされたこの歯肉の異常が、三日目から効果が出て一週間でほぼ症状の消失したことになります。その後一週間でもうほぼ治癒まで快復されました。このころはもう自分も嬉しくてしょうがありませんでした。その後、良好な経過をたどったのですが一年少しして症状の再発がみられたので50mgを朝晩、計100mgにするとまた良好な状態になったのです。最初の状態、良くなった状態の写真を撮っておけば良かったのですが、当時、まだ口腔内撮影カメラを持っていなかったので、その写真がないのが今もって残念です。さらに残念なのは、ほかの疾患でですが、しばらくしてこの方は亡くなってしまわれたのです。
しかし、この使用経験で、TC小量投与療法は代替医療の一つとして無くてはならないものだと思うようになりました。

但しこれが万能ということではなく。桂先生が述べられているように、適材適所で使うべきであると自分も思っている。先の漢方薬と共になくてなならない優れた療法の一選択肢であるということでです。
 ホメオパシーという療法が次のページに出てきますが、これもある意味小量投与療法であると考えることが出来ると思います。


このページの冒頭の二枚の写真のアキュプロ2という装置(EAV機器)での測定画面です。1980年代に米国のダグラス・レイバー先生によって開発された機器です。
EAVはドイツ人医師・ドクターフォルによる理論(中国のツボの理論と波動共鳴医学、ホメオパシーなどの融合と僕は理解しています。)で、この機械でからだの中の共鳴を電気的の測定することによって、どういう物質がどのくらいの濃度で体の中で悪さをしているのかと言うことが測定できます。歯科に使う薬剤や金属などの情報も数多くインプットされています。
アレルギー物質の特定や原因物質の逆の情報をインプリンターで水や乳糖に転写したり、合わない薬剤や効果のある薬剤を測定によって見つけ出すことも可能です。通常は使わない機器ですが、難症例の場合などに備えています。

EAVは簡単に言いますと、
体には、電気のとおりやすい経路がいくつかあり、手足の指の測定ポイントがそれらの経路と対応している。(東洋医学では経絡と呼ばれる)これを測定するのです。
それによって
1.自覚症状が出る前でも、体の中で不具合のあるところが分かる。
2.その原因が推定できる。(歯科に関与している物質も多数ある。)
3.それを取り除くにはどうしたらよいかが分かる。

アキュプロは原因物質がコンピューターにインプットされていて、EAVの測定から原因物質を決定していける機器です。1.2.3を効率的に行えるのです。その結果、4.電子ホメオパシーとして、患者さんに合ったレメディーを作り出すことが出来る、機器と言えます。
大町歯科では、以前から導入していたアキュプロ2を2006年12月にバージョンアップして、現在最新式のアキュプロVとなっております。
現在、北海道では医科・歯科をとおして、唯一、大町歯科のみで導入されています。(2007.2.21現在)
詳しくはリンクのページから、EAV研究所にお進み下さい。