歯科インプラント(人工歯根) 歯を失ってしまった場合、以前なら両隣の歯を削って橋渡しのブリッジというものを入れたり、取り外しの入れ歯を入れることしか選択肢がなかった訳ですが、最近は失った根の場所に、チタンと呼ばれる金属で出来ている、歯科インプラント(人工歯根)を入れる第3の選択肢を選ぶことができる時代です。 CTで撮影したデーターをインプラント埋入シミュレーションソフトで解析して、以前より的確な診断の元 埋入できるようになっております。 歯科用CT撮影装置は2012.05.28〜導入、2017.06.25には広範囲撮影タイプに入替しております。 大町歯科加藤医院では、これまで多くの患者さんにインプラント治療をご希望いただき、今までに約900本(2017.7現在)の埋入をいたしております。 歯科インプラント治療は歯を失ったところに埋入して歯を作ったり、数本植えてブリッジにしたり、入れ歯の安定性を図るためにインプラントに磁石などで固定する方法など、いろいろなパターンがあります。 これは、下あごに6本のインプラントを埋入して取り外しの義歯をやめた方の写真です。 インプラントを植えたい場所に骨の厚みが少ないか極端に少ない場合もあります。 この場合は、「ソケットリフト法」か「サイナスリフト法」と呼ばれる骨を増やす方法を 取らなければなりま
せん。
大町歯科加藤医院では、2009年秋より、ソケットリフト法を必要な場合インプラント埋入と同時に行っております。
インプラント治療がご希望の方には。どの様にどのくらいの長さや太さのものが適しているかを考えた上で、手術の方法などを計画書をご呈示し、マンツーマンでお話しいたします。 その上で御納得いただいた場合、手術の日程を決めて埋入いたします。 当院のインプラントは、2パーツ1回法と呼ばれるタイプのものが主流にしております。 手術後は、上あごで4ヶ月、下あごで3ヶ月ほど骨とインプラントが強固に結合するのを待って、歯を作っていきます。 インプラントの料金は、検査診断料5250円(基本)〜10.500円。181.000円(基本)+上部構造体(インプラントにかぶせる歯の部分)70.500円(白いジルコニアセラミックの2層構造の歯)か51.000円〜52.400(白いジルコニアセラミックの1層構造の歯・奥歯用)か44.000円(白いハイブリットと呼ばれる歯)か32.000円(金属の歯)となっております。他いくつかのバリーションがございます。 最近の主流はジルコニアセラミックスの歯です。 角度の付いた土台など、2ピースタイプが必要な場合は5.400円〜の別料金がかかります。 また、ソケットリフト法などで用いる骨補填材と呼ばれる材料が必要な場合は、1箇所5.400〜10.800円ほど材料費(技術料無料)として頂いております。 合計通常30万円程度の医院が多いようですので、インプラント料金としては比較的低価格の設定だと思います 通常、インプラントは粘膜を切開して開いて、骨を露出してインプラント体を埋め込みますが、当院では可能と診断した場合は粘膜剥離無しで行っています。 出血も最小限ですみますし、手術時間も短く、腫れや痛みが出にくいのが利点です。 しかしながら 粘膜無剥離の手術は利点も多い事ながら、注意点・欠点もいくつかあります。 近年、医科の分野では内視鏡による手術が、手術侵襲の低さから増加の一途をたどっていることは皆さんもご存じの通りです。 内視鏡手術の注意点・欠点もありますが、その欠点を克服して、利点を伸ばすことが、患者さんにとっての恩恵になっていると私は考えています。 ただし、やるべきでないアゴの骨の状態の方や全身疾患をお持ちの方で程度によっては出来ないとお断りいたします また、大学病院などに骨を増やす手術などを依頼し、結果的に患者様の満足が得られるように努力をしております。 インプラント治療は歯を失った方に福音をもたらす治療と確信していますが、100%パーフェクトな治療ではありません。骨と付かない場合も数%ですがあることもインプラント治療を希望の方は忘れないでいただきたいと思います。 (2017.07.11.写真入替加筆修正) 下顎の総入れ歯を安定させるインプラントは、義歯(入れ歯について)のページをご覧下さい。 このページのトップへ戻る ホームページへ戻 る |