上記学会の認定医の為の研修会に出席してきました。
認定医になりますと、5年間の認定期間に学会出席や勉強などが課されます。
それをクリアしないと認定医の更新が出来ません。
今回の内容は「噛み合わせが高度に崩壊した場合、歯科医はどのように考えどの様に対応していくか」と「噛むことと脳の活性化との関係についての研究」についてでした。
この脳の映像は、高磁場のMRI画像です。
普通の診断用よりさらに精度が高いものだと考えて下さい。
赤や黄色や緑色のところが噛むことによって、脳が活性化されているところです。
一番上が、80歳で20本歯のある方。
二番目が歯を多く失った方
三番目が、義歯を入れた方です。
その面積の違いは明らかです。
この発表をされた歯学部の義歯学の教授が作った義歯を入れた方と、卒後3年の歯科医師が作った入れ歯との比較もあり、その結果の違いから、歯があると言うことと、きちんと合った良い入れ歯がいかに脳の活性化の為に良いかがわかりました。
寝たきりの方々の多くは入れ歯が外され、口腔内の状態はないがしろにされがちです。
そのケアが出来ることで、人間がいかに人間らしい方向に方向転換が出来るという、研究内容は素晴らしいものでした。
ストレスや噛み合わせとの関係や考え方、アゴの骨とインプラントとちまたで言われていることとは違う視点からの研究など、この日の研修は本当に為になりました。