60年ぶりの訪問者

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先日、医院で残務をしていた時のことです。
玄関にどなたかいらしてますと言われて行ってみると、昔ここに勤めていたという女性でした。
話をお聞きすると、大正14年生れで18歳の時から6.7年勤めて、主に技工をして下さっていたと言うのです。
2代目院長の父よりいくつか年上ですので、父がまだ歯科医師になる前の事で、祖父生男の時代です。
今は札幌に住んでいて、息子さんとその奥さまと一緒に登別温泉に行くことになり、その途中だとのことでした。
「いつも昔話をすると「加藤歯科」の話をよくするので、昨日インターネットで調べてみたら、場所は大町で間違いない、まだあるよと言って来てみたんです」とはその若奥さんの弁。
ご本人も懐かしいと何度も言って下さいました。
祖父母や父の名前も覚えていて下さって、昔の技工で使った道具の名前も言われていました。
ちょうど第二次世界大戦の戦中戦後くらいと言うことになります。
医院は2007年の2月から5月にかけて大リフォームをしましたなど、しばらくお話しをして、写真を撮ったりして、その後に登別に向かわれたのでした。
ちょうど残務をしていて良かったです。
80歳を越えておられるのですが、きれいな方でうちの母も妻も別々に写真をみたのに、きれいな方だね~というくらいでした。
約60年前に加藤歯科診療所で働いていて下さった方の突然のご訪問でした。
ありがとうございました。

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