私の好きな浮世絵師 鈴木春信です。
この絵師の凄いところは描かれている人間の心がみえてくる様なところです。

日本女性の美しさもみえてきます。

次にみる写楽の大首絵も魅力ですが、春信と比べるとブロマイド的にみえてきます。
そう思いませんか?


写楽の大首絵です。わずかな期間に一世を風靡して忽然と消えた謎の絵師です。
見るものを引き込む圧倒的迫力です。向かって右の左側の人間が中村比蔵と言う役者で、今は亡き池田満寿夫氏はこの中村比蔵が写楽ではないか?と仮説をたてました。

これは喜夛川歌麿です。
美人画では最強の絵師といわれています。
春信の女性から比べると、ふくよかですね。
やはり春信の方が、先ほど書いたとおり心がみえてくる気がします。物語を感じるというかそういう思いがします。

先にご紹介した東海道五十三次の「神奈川沖浪裏」です。皆さんもどこかでみたことがあると思います。
圧倒的な画像です。
浮世絵は、海外でもゴッホをはじめとする有名な画家たちに盛んに模写されています。日本が世界に誇る芸術です。これらが版画というところが凄いです。
一口に浮世絵といっても、この三人の絵師を観ただけでも多彩なことがおわかり頂けたと思います。
あぁ〜、春信の本物が欲しい〜、、、。