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ホルホープデンタル
(フォルマリンガス殺菌機)


通常、院内での消毒滅菌の主体は
オートクレーブ
(高圧蒸気滅菌器)
と言う機器を使って、
全ての微生物の死滅をさせて
院内感染を防いでいます。

しかしながら、このオートクレーブは
121℃ 20分または132℃ 5分という、
高熱高圧での作業になるため、
それに耐えられない物には使えません。
また、刃物の刃の切れ味がさがったり
歯を削る器具であるエアータービンや
ハンドピース類の持ちが低下するなどの
弱点があります。

オートクレーブに入れられなかったり
あまり入れたくないものは、
薬液滅菌やオゾン水など、他の
手段を使って感染予防に努めています。

 それらの他に、有効な機器として、
ホルホープデンタル
(フォルマリンガス殺菌機)が
あります。
常温常圧環境で器具機材を傷めること
無く、細菌、B型・C型肝炎ウィルス
など、全ての微生物に有効です。

高価なのとランニングコストが少々かかる
ので、欲しいなと思いつつ
延び延びになっていましたが、
2017年12月21日に導入をいたしました。


これは小カプセルに入れた
歯科用タービンなどです。
この中にガスが循環するわけです。
時間はカプセルの大きさや数によって、
55分モードと90分モードになります。

まだ使い始めたばかりですが、今までの
滅菌・消毒方法と良い意味で
共存できるように模索して行きたいと
思っております。
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